狂愛【完結】

日常生活 /女子会?


「お待たせん♪」


そう言って隼人に連れられカフェにやってきたのは真琴。


金髪のベリーショートにタイトなパンツにタンクトップ。

ライダーズを羽織り、高いピンヒールを鳴らして私に抱きつく彼女は、甘い香りがする。


「・・・久しぶり。」


彼女の笑みに、私も自然と笑顔になる。


彫り師を目指す彼女には、休みがあまりない。


貴重な休みを私のために裂いてくれたのが、なにより嬉しいことだった。


「今日はどこ行くん?」


コテンと首を傾げる真琴を可愛いなと思いながらも口を開いた。



「奏が個室をとってくれてるから。その前にちょっと買いたいものがあるから手伝ってくれる?」


「うん。オッケー♪なに買うのさ?」


「下着。」


「・・・ゆいかちゃん、もう少し恥ずかしがろうよ。」


事も無げに言った私に、隼人のつっこみが炸裂する。


「だって、下着がいるから買いに行くんだし?
なんで恥ずかしがるの?」


私が首を傾げると、隼人は頬を染める。


「だってさぁ・・・想像しちゃうじゃん?」



「・・・変態。ゆいかちゃんに寄るな。」


「あ、弘人。」

隼人を睨みながら、私の前に立ち塞がった弘人が威嚇する。


「お前・・・ウザいよ?」

「何だと?」

2人が睨み合う中、完全無視で真琴を引っ張る。


「真琴?香坂咲さんです。お友達です。」


「こんちわっす!私、田島真琴(たじままこと)よろしくねん♪」



「は、はい。香坂咲です。よろしくです、真琴さん。」


「いやいや~、゛さん゛付け鳥肌~。真琴とお呼び?」


どこかの女王様の様な言い方に、私も咲さんも吹き出した。


「ふふっ、はい、真琴。よろしくです。」


「じゃ、行こっか?」


睨み合う隼人&弘人を置いてカフェを後にした。


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