狂愛【完結】

出産 /陣痛



「2人とも?ちょっと、そこに座りなさい。」


夕食を食べて、合流した護衛さんたちと引き継ぎをするために、鉄さんと岩井さんが部屋から出て行った。


トランプをすると言い出した真琴に、私と奏と蓮が盛大に嫌な顔をしたのをよそに、隼人が笑ってない笑顔で私と奏に言い放ったんだ。



「・・・。」

「座ってるよ?」


そう、私は『座っている』


私が畳の上に座ってそれを奏が後ろからベッタリ包んでるんだけど。


私がそう言ったのに隼人は眉をピクリと動かし、ニッコリと微笑んだ。


「隣同士でね、正座。」


「・・・、へい。奏?」


なんだか有無を言わせぬ雰囲気に、変な返事を返す。


「・・・嫌だ。」


若干寝ていたらしき奏は、不機嫌そうに返事を返す。


隼人はやれやれとばかりに首を振って諦めた様子だった。


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