狂愛【完結】

東対西 /警告



その日は、秋が前々から約束していたらしい【弘人と☆漢(おとこ)の買い物】を決行すべく、留守で。


休みの奏とまったり?・・・いや、



「・・・ハッ、ぁあ、・・・やっ!」


「っっ、・・・ゆいか、」



満喫、しています。


ベッドの上、奏の胸の上に顎を乗せて奏を見る。


「弘人の漢の買い物ってなんだろうね?」


「・・・あいつキモい。」


そう吐き捨てた奏は、忌々しげに眉を寄せる。


「さすがにパンツじゃないよね?」


「俺が知るわけねえだろ。」


弘人のチャラさは信用ならない。


「・・・それより、」


「っっ・・・、ぁ、」


奏の指先が私の背中をナゾる。


「・・・あめぇ。」


奏が私の首筋に舌を這わせて、そう呟いた時だった。









パン!  パン!  パン!







「「っっ、」」


一瞬で分かった。


その音は聞いたことがある音だった。


震える身体を抱きしめる。

「・・・ぃゃ、」

「ゆいか、落ち着け。」


私を抱きしめてくれている目の前の奏は、怖い顔をしているけど血は流していない。


私はホッと息をついて奏を見上げる。


ベッドから即座に立ち上がった奏は、無造作に投げてあったシャツを羽織る。


「下でなんかあったな。見てくるからここにいろ。」


「ん。お願い、怪我しないで?」


「フッ、俺を誰だと思ってやがる。」


そう言った奏は私の胸に所有痕を残すと部屋を出ていった。


私は弘人に連絡を取るべく、服を着ながら携帯を耳にあてた。


秋の無事を確かめたかったから。


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