366

366日、彼らは笑う。 /2月22日 ヘッドホンの日 冬夜×麻衣子


冬「最近さ、いいヘッドホンがないか探してるんだよね。」


麻「あれ?冬夜ってヘッドホンとか使ってたっけ?」


冬「学校でさ。授業でしてたら母さんに怒られるからしないけど、他の時間は使ってないと色々うるさいから。」


麻「ゆいかさんというより先生に怒られるとかじゃないの?」


冬「分かってないね麻衣子は。教師なんてどうでもいいわけ。成績が良くて新城の息子だと大体なにやってもなにも言われないし。氷上さんだけは別だけどね。母さんは父さんみたいに監視癖はないけど、夏流のバカがチクるんだよね。そうなると大目玉さ。」


麻「……このひねくれ野郎を生んだのは社会と夏流さんだと思う。」


冬「なにか言った?」


麻「ん?いいえー。先をどうぞ!」


冬「ほんとに?ま、いっか。でさ、授業外では俺のこの素敵な見た目に寄ってくる連中の相手がめんどくさいわけ。香水まみれの胸押し付けられても興奮しないっつの。」


麻「む。」


冬「だからさ、音楽を聞いてる風を装えば誰も話しかけてこないから。たまにぐいぐいくる女がいるけどそこはスマイルで回避っつうか……麻衣子どうしたの?」


麻「別に。気分が悪いだけです。」


冬「は?麻衣子のくせに気分悪いなんてどうかしてるんじゃない?とりあえず寝てなよ。まったく話の相手もできないわけ?……あ、篠崎さん?往診頼みたいんだけど。」


麻「……。」



なんだかんだ言っても優しい冬夜くんの声を録音して、ヘッドホンでいつまでも聞いていたい。そう思ってほっこりした麻衣子ちゃんでした。



0
  • しおりをはさむ
  • 5985
  • 10938
/ 693ページ
このページを編集する