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366日、彼らは笑う。 /2月29日 閏日(うるうび) 奏×ゆいか



ゆ「奏、今日ってうるう日なの、知ってた?」


奏「……ああ、1日多いあれだろ?だからなんだ。」


ゆ「私もだからなんだって思ったんだけど、弘人がね?」


奏「もう名前を聞いた時点でろくな事じゃねえと思うのは俺だけか?」


ゆ「ふふっ、私もそう思ったんだけど、ちょっと今回は良い事言ったのよね。」


奏「じゃあ、聞いてやってもいい。その前にゆいか。」


ゆ「ん?」


奏「せっかくだから風呂入ろうぜ。」


ゆ「……今の会話のどこにせっかくだからがつけれるの?」


奏「よし。決まりだ。」


ゆ「……。」



---、


奏「……で?」


ゆ「ん?ああ、弘人の話だったね。」


奏「まぁ、それは、そうだな。……ゆいか。」


ゆ「んっ、ちょっと奏。話を聞くんじゃなかったの?っっ、」


奏「聞くから言ってみろよ。できるならな。」


ゆ「……ハ、」



---、


奏「大丈夫か?」


ゆ「……のぼせたんだけど。」


奏「わりい。つい調子乗った。」


ゆ「んん、いいよ。水くれたら、許す。」


奏「ククッ、待ってろ。」


ゆ「ん。」



奏「……ほら。」


ゆ「ありがと。」


奏「でも、うるう日か。」


ゆ「んん?」


奏「4年に1回、特別な日のお前を見れるって、結構貴重なのかもな。」


ゆ「……。」


奏「どうした?」


ゆ「ううん。別に。」



弘人も、言葉は違えどそんなロマンチックなことを言ってたんだよ。本人のためにゆいかは言わなかったようですが、表向き正反対な親友たちは、中身は同じ、ロマンチストなようです。




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