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366日、彼らは笑う。 /3月4日 三姉妹の日 夏流×奏×ゆいか




夏「ねぇ、お母さん?」

ゆ「なあに?夏流。」

夏「私ね、子供の頃姉妹について考えたことがあったの。」

ゆ「それは初耳ね。お姉さんか妹、欲しかったの?」

夏「ううん。クラスメイトに三姉妹の家の末っ子がいてね。私に言ってくるの。男兄弟の中に独りぼっちは可哀そうだねって。」

ゆ「……。」

奏「それで?」

夏「え?」

奏「お前はそう言われてどう思った?」

夏「父さん、ちゃんと話を聞く時があるのね。」

奏「うるせ。お前は俺をなんだと思ってやがる。」

ゆ「ふふふ、」


夏「母さんが大好きな人。」


奏「……それは当たってる。で?」


夏「ううーん。そうは思わない。そう言ったわ。」

奏「なんでだ。」


夏「三姉妹が欲しければ、冬夜にコスプレさせるわ。春兄さんはむしろノリノリでしてくれるだろうし。美味しいケーキをあげれば秋兄さんもやってくれそうよね。ほら、四姉妹は確保できるわ。だけど私がそうしないってことは、現状で満足できているって証拠でしょう?」


ゆ「……夏流なら本当にやらせそうね。」


奏「なんだ。つまらん。」

夏「どうして?」


奏「欲しいと言えば作ってやったのに。三姉妹になるまでな。なぁ?ゆいか。」


ゆ「……。」


結局、ゆいか大好きな人。というのは正解だったようです。




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