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366日、彼らは笑う。 /3月7日 消防記念日 頼×文人×春人




頼「文人さん、お、お風呂はまだ、いいんじゃないでしょうか?」


文「は?なんで。」


頼「服、脱がない方がいいと、思うんです。」


文「だからなんで。」


頼「これから、消防訓練が、ありまして。」


文「はぁ?この頼の家で?」


頼「ええ。うちはとても大きいでしょう?使用人たちが逃げ遅れないように、定期的にそうしているんです。」



文「へぇ。まぁ無駄に広いからな。ここ。」


頼「ええ。私の提案なんですけどね。使用人たちは私の家族ですから。」


文「お前、ちゃんとしてんだな。意外。」


頼「ええっ?私はいつもちゃんとしているつもりですが。」


文「俺のことになると突拍子もないことしでかす癖に、何言ってんだよ。」


頼「……すみません。それには何も反論できません。」



文「…バカな奴。っっ、お、鳴ったな。……頼?」



春「お嬢様、失礼いたします。」


頼「入りなさい。」


春「消防訓練、開始です。」


文「どこに行けばいいんだ?頼?おい。」



頼「逃げますよ!文人さんだけは守ります!青山!使用人たちは橘の指揮の元行動します!私は命に賭けても!文人さんを守ってみせます!」


文「は?頼、待てって。」


頼「行きますよ!走れ~!」


文「っっ、」


春「いつも、消防訓練の時はこうやって豹変すんだよな。災難だったな。」


頼「何をしているの!青山は道案内!」


春「は!」


文「来年はここに来ないようにしよう。」




何事も一所懸命。それが頼お嬢様の信念です。




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