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366日、彼らは笑う。 /3月10日 サボテンの日 頼×文人




文「頼、それってサボテンか?」


頼「おはようございます。そうなんですよ。昔、お花屋さんに行った時にいただいたものなんです。」


文「へー。」


頼「配送の時にひっくり返ったらしくて、もうかなり弱ってたんです。もう捨てるしかないかもって店員さんが言ってて。」


文「お前、花とか詳しいのか?弱った花の再生って大変なんだろ?」


頼「そこは華道の先生にやっていただきました。」


文「いやそこは自分でやれよ。」


頼「ふふふ、私はなにを隠そう、不器用なんですよ。知らないでしょ?」


文「いや、なんとなく知ってるわ。」



頼「え、そうなんですか?とにかくですね、弱った花を助けるには、とても繊細な作業が求められるんです。私にはお花にお水をやることしかできないで。」


文「不器用なお前らしいな。」


頼「えへへ。」


文「まぁ、いいんじゃね。」


頼「え?」


文「ほっとけなかったんだろ?すげー良い話じゃん。うっかり惚れそうになったわ。」


頼「え!なんでうっかりなんですか!しかもまだ惚れてもないんですか?あああ、恋人同士なのは私の妄想だったのかしら……」



文(可愛い奴。)



こじらせ王子、文人くん。



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