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366日、彼らは笑う。 /3月20日 酒風呂の日 密人×茉里



茉「おかえりなさい。あの……、」


密「ただいま。どうした?」


茉「えーと、あの、」


密「茉里、落ち着いて言え。急かさないから。」


茉「……うん。えと、お父さんがね、」


密「また隼人さんか。今度はなんだ?」


茉「お風呂を、その…、」


密「あ?」


茉「私が!一緒に、入りたいなって、思って。」


密「………。」


茉「それでねっ、あの、お父さんにアドバイスをもらったの。」


密「……それで?」


茉「うん、酒風呂?に入れば、開き直れるって。」


密「……茉里。」


茉「はい。」


密「風呂に一緒に入る分はいい。だけど隼人さんにそれを相談するな。あの人の回答の9.5割はふざけからきてるから。」


茉「えっ。酒風呂って冗談?」


密「いや。あるにはあるが……。」


茉「じゃぁ、しようよ。」


密「……。」



無邪気をたぶらかす変態を、いずれ征伐することを心に誓う密人。酒風呂がもたらす効能に少し期待してしまう自分への羞恥心が、更に怒りを煽った。



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