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366日、彼らは笑う。 /3月31日 山菜の日 ゆいか×密人×茉里




密「ただいま。え、ゆいかさん?」


ゆ「おかえりなさい。お邪魔してます。」


茉「おかえりなさい。」


密「どうしたんすか?」


ゆ「ん?お母さんが最近山菜取りにハマっててね。尋常じゃない量を本家に置いて行ったの。おすそわけにと思ったんだけど、茉里が作り方が分からないって言うから。」

茉「一緒に、作ってたの。」


密「……そうか。」


ゆ「茉里、これはこうやってえぐみを取るのよ。」

茉「よく知ってるね。お、ゆいかさん。」

ゆ「ふふ。私も知らなかったんだけど、鉄に教えてもらったの。」

茉「あの人はなんでも知ってるんだね。あ、これは?」

ゆ「もういいわ。あとは衣をつけて揚げるだけ。」

茉「うん。」

ゆ「じゃぁ、私はもう行くわ。奏を車で待たせてるから。」

茉「えっ、なんで?」

ゆ「ついてくるって聞かないのよ。だけどここに来るのはだめなんですって。」

茉「……え。」

ゆ「そうじゃないの。密人がいない時に入ったらダメだって。意外と気にしてるのよ?」

茉「ふふっ、全然そう見えないね。」

ゆ「ふふ、そうね。じゃぁね、茉里。」

茉「あ、うん、ゆ、いかさん、またね。」

ゆ「お母さん。」

茉「え?」

ゆ「お母さんって、呼んでもいいのよ?」

茉「っっ、うん、お母、さん。」

ゆ「うん。またね。密人も。」


密「ありがとうございました。」

ゆ「……密人の方が、まだまだ素直じゃないわね。」

密人「……。」




ゆいかお母さんは、子だくさん。







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