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366日、彼らは笑う。 /4月10日 酒盗(しゅとう)の日 壮士×広子



広「なーにそれ。」


壮「見たら分かるでしょう?酒盗です。」


広「しぶっ。親父が数度食べてるの見たことあるくらいなんだけど。塩辛的な奴でしょそれ。あんた酒の宛(あて)渋すぎ。」


壮「……父親の影響ですかねぇ。昔からこういうのを少し貰って食べていました。仕事一筋の人ですが、家で母と酒盛りをするのを楽しみにしていた人でしたので。」


広「そういえば、顔の割に滅茶苦茶愛妻家って弓が言ってたわ。」


壮「まぁ、そうですね。父がいて、母がいて、俺の家は”まとも”なんだと思います。」


広「……なのに、なんで?」


壮「え?」


広「あんなに良い両親なのに。まともな家なのに。なんでそんなひねくれちゃったかなー。しかもひねくれ通り越してもはやサイコパスだよね。」


壮「それは、喧嘩を売っています?」


広「違う違う。そんな奴をちゃんと愛せてる私がサイコーって話。サイコパスとかけて、サイコー。ふふふふふ。」


壮「……。」



壮士すら黙らせる、最強彼女、広子様。




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