366

366日、彼らは笑う。 /4月10日 社長の日 郁×伊吹




伊「郁はもう進路決まってんだよな?」


郁「まぁね。伊吹はどうするの?大学?それともプロ?」


伊「んー。大学行ったら球団選べるんだろうけどさ、今プロに進んで自分を鍛える方が俺には合ってると思うんだよな。」


郁「へー。じゃぁあれか。ドラフト会議っていうの、出るわけだ。」


伊「テレビ番組じゃねえんだから。まぁ、出るとは思うけどな。そういう郁はどうなんだよ?どうせいろはちゃんに贅沢させる人生歩むんだろ?」


郁「なにそれ。いろはは贅沢なんてしないよ。使う所がないって言ってるくらいだし。」


伊「そうは言っても嫁さん幸せにするならガンと稼がなきゃだろ!お前の頭と度胸と黒さなら一流企業の社長も夢じゃないって。」


郁「……伊吹、それじゃだめなんだよ。社長になったところでいろはは幸せにできない。」


伊「黒いってとこはスルーか?」


郁「分かってないよね。社長業って、忙しいんだ。いろはを秘書にでもしない限り一緒にいる時間は確実に減る。かといっていろはを秘書に?あんな可愛い秘書連れてたらみんなが見て嫌だろ。それなら僕は公務員を選ぶよ。」


伊「は?公務員?」


郁「そ。超安定だ。そして休みもきちんと確保できる。仕事の時間は最悪しょうがないとして、他の時間を全ていろはに使える。最高の職業だろ?」


伊「いやいや、仕事の時間が最悪しょうがないって。働けよお前。」


郁「働くよ。いろはをきちんと食べさせられるくらいにはね。でも平だとたかがしれてるかな。内部に入り込んで、どの辺までがちゃんと休みながら稼げるか、見極めようと思ってるよ。」


伊「お前、病んでるな。」


郁「……あんな女と付き合ってるお前に言われたくないよ。」



お互い、どこかおかしい2人。



0
  • しおりをはさむ
  • 5984
  • 10932
/ 693ページ
このページを編集する