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366日、彼らは笑う。 /4月23日 消防車の日 ゆいか×秋




ゆ「どこか、行きたいところある?」


秋「別に、どこもないけど。」


ゆ「ふふ。また家で寝ようとしてるでしょ?」


秋「まぁ。」


ゆ「せっかくのお休みなんだから、どこか出かけるのもいいと思うんだけどな。奏がいないから私だけになるけどね。」


秋「……父さんとは、行ったことがあるからいいよ。」


ゆ「え!?それ知らない。どこへ行ったの?」


秋「結構前だけど、母さんが仕事の日に、父さんが組の仕事行っててさ、」


ゆ「うん。」


秋「早く終わって帰って来て、珍しく家にいたんだ。」


ゆ「……その日は会社に行かなかった日なんだろうね。いつのことかな。」


秋「さぁ。でさ、突然行くぞって言いだして。」


ゆ「奏らしいね。」


秋「うん。で、連れてかれた。」


ゆ「どこに?」


秋「消防署。」


ゆ「へ?」


秋「その頃消防車が好きだったんだよね。で、知り合いの消防署の人に頼んだらしくて、それで。」



ゆ「……秋。」


秋「なに?」


ゆ「お母さん、今とても驚いてる。」


秋「俺も。はっきり言って”普通の”父親すぎて引いた。」


ゆ「ふふっ、」



奏も、たまにはお父さんらしく。


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