366

366日、彼らは笑う。 /4月28日 洗車の日 壮士×百合




壮「……母さん。」


百「なに?」


壮「親父、なにあれ。」


百「洗車中だね。」


壮「ニヤつきが怖すぎるんだけど。」


百「ふはっ、確かに。昔からそうなのよ。あの車、すっごく大事にしてるの。」


壮「たかが運転手でしょ。親父ならもっと上が狙えるのに。」


百「……分かってないわね。」


壮「なにが?」


百「自分の信じる道を進んだ方が最高の場所を手に入れることができることもあるのよ。あの人はそれに気付かないで、チャンスを掴む。そんな強運タイプだわ。」


壮「……分かる気がする。」




愚直な男は、車と若を愛します。そんな彼を支え続ける妻は、彼の先が見えるようです。



0
  • しおりをはさむ
  • 5984
  • 10935
/ 693ページ
このページを編集する