366

366日、彼らは笑う。 /5月4日 エメラルドの日 雫×地平




地「雫様、どうされました?」


雫「え?あ、この間、ですね、」


地「はい。」


雫「女性会というものに参加しました。」


地「ああ、この間の、ですか。」


雫「そうです。そこの人たちは、なんというか……、」


地「……見た目が少々、きらびやか、でしょう?」


雫「っっ、なんで分かったんですか?」


地「俺も、初めて見た時は少々驚いた記憶があります。歴代の京極の当主もその奥方も、それを支える我々も、あのように着飾ることはありませんからね。」


雫「そうなんですよね。なんだか、狗カミよりもずっと、凄い身なりをしていたもので……びっくりしてしまって。」


地「雫様は、元々華美な格好をする方ではありませんでしたね。」


雫「そう、なんですけど、」


地「どうされました?」


雫「お話をした方がしていた、指輪を、可愛いと思ったので、素直にそう言ったんですが……」


地「ええ。」


雫「届いたんです。」


地「なにがですか?」


雫「同じではないですけど、とても素敵なエメラルドの指輪が、私宛に。」


地「……。」


雫「玲は参加していない会だったんですが。」


地「お察しの通りですので、受け取られてください。」


雫「ふふ、そうですね。」




狗カミだからか?彼の耳はどこにでもあります。




0
  • しおりをはさむ
  • 5984
  • 10935
/ 693ページ
このページを編集する