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366日、彼らは笑う。 /5月12日 看護の日 冬夜×麻衣子





ある日、冬夜が熱を出した。



「麻衣子、いるの?」

「はいはい、いますよー。」


「……麻衣子、」

「いますから!」


「麻衣子。」

「いるってば!」


ツンデレをこじらせている冬夜は、基本的に素直じゃなく、天邪鬼のスペシャリストだ。そういう人が熱を出すと、そのおかげでツンがどこかへ飛んでいってしまい、デレだけが残るらしい。


おかゆを作っている時も、洗濯してる時も、掃除の時も、ひたすら私を探すのは。


「傍にいろよ。」


潤んだ目を上げる、この寂しがり屋だ。

ものすごく嬉しい。嬉しいん、だけど。



「麻衣子。好きだ。」

「心臓が、死ぬ。」



可愛すぎて私がもたない。




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