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366日、彼らは笑う。 /5月29日 幸福の日 雫×桐生




雫「桐生先生、幸福の条件って、なんだと思いますか?」


桐「そうですねぇ。不自由しない金があって、愛する家族もあって、そんな普通の生活ですかね。」


雫「一般論としては、そうなりますね。でも私は、幸せって人それぞれに形を変えるものだと思うんです。」


桐「例えば?」


雫「地平さんは、玲。蒼羽さんも、玲、海渡さんも、もしかしたら、」


桐「玲様を第一に考えるのが、彼らの幸せだと?」


雫「うーん、そういう意味でもないんですけどね、」


桐「では、雫様は?」


雫「もちろん、私も玲ですね。」


桐「ククッ、ここの人々は狗カミを中心にものを考えすぎですね。」


雫「それで、いいんだと思います。」


桐「いい、とは?」



雫「私は、玲も含め、みんなが幸せなら、ここも悪くないと、そう思います。」



人から見れば、異常な場所。それでも、人々は幸せに生きている。




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