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366日、彼らは笑う。 /6月10日 夢の日 冬夜×麻衣子





麻「ねぇ、冬夜。」


冬「んー?」


麻「夢ってある?」


冬「は?」


麻「だから、夢だって夢。」


冬「なにその青春映画みたいなやつ。大体夢なんて俺は信じないね。夢って寝てる時に見る幻想でしょ。」


麻「またそんなこと言って。」


冬「事実でしょ。俺は夢とかない。あるのは目標だけ。」


麻「目標?」


冬「夢は叶うか分からないけど、目標は達成させるために存在するものでしょ。だから目標。」


麻「あ、そっか。確かにそっちの方が冬夜らしいかも。」


冬「なにそれ。俺が夢のない人間だって言いたいわけ?」


麻「ああ言えば……ほんとめんどくさい。でも私の”目標”は、冬夜なんだ。」


冬「は?」


麻「冬夜と、幸せになること。」


冬「……なにそれ。もう達成してるじゃん。今更目指す意味が分からないね。」


麻「っっ、」


めんどくさい彼も、彼女のためなら甘く囁きます。




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