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366日、彼らは笑う。 /7月14日 新聞配達の日 白石×隼人





隼「あーあ。」


白「どうしたんすか?隼人さん。」


隼「いやさ、新聞配達の子とさっき鉢合わせしちゃってさー。俺の素晴らしいスマイル見て滅茶苦茶怯えてんの。逃げられちゃってちょっと落ち込み中。」

白「……まぁ、それは分かります。隼人さんが、というよりこの屋敷から出てきたこと自体が問題なんでしょうね。」



隼「それ、職業差別ー。」


白「ははっ、しょうがなくないっすか?俺ら極道っすよ。」


隼「まぁ、そうなんだけどー。」


白「新聞配達。懐かしいな。」


隼「は?お前まだ若いだろ。総長までやってたし、まさか新聞配達員してた時期もあったわけ?」


白「……まぁ。学費稼がなきゃなんで年齢誤魔化して。とっくにバレてましたけど、優しい所長が黙認してくれてました。」


隼「そりゃ、お前の見た目じゃバレんだろ。」


白「それでも助かりました。金なかったんで。」


隼「……つくづくお前って将来極道になるようなタイプじゃないよね。この出逢いに乾杯。」


白「古いっすよ隼人さん。」



勤労少年。真面目に成長して今は極道。



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