366

366日、彼らは笑う。 /1月5日 遺言の日 奏×ゆいか



奏「ゆいか。」


ゆ「なに?改まっちゃって。」


奏「……遺言書を作ろうと思う。」


ゆ「……え。ど、どうして?」


奏「俺は最近思うわけだ。俺たちが死んだ後、あのクソ共を誰が面倒見る?我がガキながら最高に面倒な人間になっちまいやがって。それにだ。鉄と隼人の老後もあるだろ。」

ゆ(私宛にじゃないのね、よかった。)

奏「どうした?」

ゆ「ううん、なんでもない。それで?」


奏「ああ。うちのガキ共はしょうがねえから蓮の奴に面倒みさせよう。他じゃ制御が利かねえ。」

ゆ「ふふっ、それは蓮が迷惑するんじゃない?」


奏「そんなの知ったこっちゃねえし。問題は隼人の老後だ。」


ゆ「あれ?鉄さんは?」

奏「鉄は顔以外はまともだからな。弘人は女に刺されて死ぬ。寂しい老後が待ってんのは隼人のみだ。」


ゆ「弘人……決定なのね。奏の中では。」


奏「……まぁ、いいか。考えてたらめんどくさくなった。」


ゆ「……。」


奏「遺言書のこと考えてる暇があったらお前を食いてえし。」

ゆ「もう。結局そうなるんだから。だけど……、」


奏「あ?」



”奏ってば意外と、みんなのこと考えてるんだね。”


惚れ直しちゃったゆいかさん。


0
  • しおりをはさむ
  • 5985
  • 10938
/ 693ページ
このページを編集する