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366日、彼らは笑う。 /1月21日 瞳の黄金比率の日 春×華



春「華ぁ。」

華「はーい?」


春「ちょーっとだけ、手を止めてこっちおいで?」

華「……今、料理中なんですけど。」


春「いいからさ。俺があとやったげるから。ほら、食べたりしないからおいで。」


華「……春さんが言うと逆に食べるつもりですって言ってるように聞こえますよね。」

春「あらー、なんでかなぁ。そりゃ食べるけどね。」

華「普通に嘘つかないでくださいよ!もう。」

春「そう言いながら来てるじゃん。可愛い子だねほんと。」

華「……春さんくらいです。私を可愛いなんて言うの。」


春「そんなことないよ。この間得意先の奴が華を可愛いって褒めてたよ?職権乱用して契約切ってやろうかと思ったし。」


華「っっ、そんなの社交辞令……目元さわさわ触らないくださいっ、くすぐったいです。」

春「んー?だってさぁ、華の目ってキラキラしてて可愛いなって、まさに黄金比率だよね。こっちに来て日の光に照らされると少し色素が薄く見えるんだ。」


華「だからわざわざ呼んだんですか?」


春「ん。だって料理ばっかしてて俺を見ないしね。」

華「……所要時間10分もかかってないんですけど。我慢してください。」


春「んー?無ー理。」


華「ちっ、近いっ、そんなに見つめないでくださいっ!」



結局、”瞳の黄金比率”にやられてるのは、華ちゃんの方かもしれません。



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