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366日、彼らは笑う。 /2月3日 不眠の日 冬夜×麻衣子




冬「不眠の日って知ってる?」


麻「え、知らない、けど。」

冬「は?マジで?やばくない?」


麻「別にやばくはないと思うよ。てかそんなに馬鹿にするとこかな?」


冬「麻衣子は馬鹿だからなんにも知らないんだなー。」


麻「まぁ、馬鹿は否定しないけど、不眠の日なんて知らなくてもいいと思う。私不眠症じゃないし。」


冬「何言ってんの?日本人の約53%がなんらかの不眠を患ってんだよ。麻衣子もなんかの不眠症に決まってんじゃん。」


麻「いやいや、なんで私が入ってることになってるの……あ、あった。あったあった!私の不眠の原因!」


冬「なに。能天気な麻衣子に不眠症なんてデリケートな悩みがあったんだ?」


麻「あのね、悪態つきたいのは分かるけど、さっきと矛盾してるから。ほんと、もう。……でね、私の不眠の原因は冬夜だと思うんだよね。」


冬「……は?俺がお前をそんなに追い詰めてるわけないじゃん。」


麻「不機嫌になってもだめだよ。たまに昼間帰ってきた時に寝てるのを襲うのやめてっていつも言ってるよね?」


冬「……しょうがないじゃん。ムラつくんだから。」


麻「なにそのムラつくって新語。私は寝てるの!本能のままに動かないでください!」


冬「……やっぱ、なし。不眠の日なし。」


麻「へ?」


冬「麻衣子はいつもぐっすり寝ててつまんないから、安眠の日でいいよ。毎日。」


麻「いやいや、話聞いてた?」


冬「聞いてたし。そんなんいうけどさ、麻衣子いつも、起きねえじゃん。俺、寂しいのに……。」


麻「あうっ、そ、そんな、ことは、」


冬「あんなこともこんなこともすんのにさ、全然起きねえの。それのどこが不眠なわけ?」


麻「ううう、分が悪くなってきた。」


冬「寂しいんだよな、俺。いつもグーグー寝てさ。つかそれで悶々と寝れない、俺の方が不眠じゃね?」


麻「うん、それは私が、悪かったです。本当はなんかゴソゴソするなって寝苦しい程度で……」


冬「ほら。俺の愛情をゴソゴソだって。酷いよねほんと。」


麻「ううう、ごめんなさい。」

冬「……じゃぁ、許すから、これからも俺の相手、してくれる?」


麻「も、もち、ろん?」


冬「返事が弱いけど……いいや。決定ね。俺がヤりたい時は全力で襲うから。覚悟しといてね?」


麻「うう、また見せかけの可愛さに騙された。」




彼女は”これから”不眠の日。



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