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366日、彼らは笑う。 /12月25日 クリスマス 秋×弓

side 弓



「寒くねえか?」


「うん。」



クリスマス。昼間は本家で宴会。なぜ昼間かって?理由は簡単。



『ゆいかとの時間をお前らに割いてどうすんだ?』



我が新城組組長、新城奏様がそういうのだから、従わない組員はいないというわけ。


でも、いわゆるぼっちなクリスマスを過ごす組員は本家でそのまま宴会を続ける。

そして、昼も夜も宴会に参加できない一番の貧乏くじを引くのは今日勤務の人たちだ。



そういう人たちは基本的に独身の人が選ばれる。それも比較的若い組員が。


だけどそれも、別に嫌がってはいない、というか。

時代の流れと言おうか、この新城組にもお酒を飲むのが苦手だったり、飲み会が苦手な組員がいる。彼らは先輩方にお酒の席で"揉まれ"たくないというわけ。


後輩いじりだのお酒の一気飲みだの、普通の企業では訴えられるレベルのことをいまだにやってるからね。


と、いっても、この人たちは存在自体が違法なんだけども。


かといって、一人自宅で過ごすのは嫌らしい若者たちが勤務を選ぶ。


そんなんで大丈夫なのかと思うけれど、そこはしっかり場を締めるベテラン組員が絶対にいる。そこは抜け目ないな新城組よ。



そして今はというと、秋とちょっとだけ本家の縁側で一休み。秋ちゃん相変わらずお酒に弱いんだもん。



全力で言おう。可愛いー!



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