乙女党企画 

 2014/04/24/THU 








 朝の食事中。
 テーブルの上に置いた手に、雨宮が自分のを重ねてきた。


 それだけならまだしも、


「痛ッ」


 いきなり指をつままれた。

「何すんのよ」

 反射的に手を引っ込めようとしても、向かいに座る雨宮がガッチリ掴んで離さない。


 ならばと、仕返しのつもりで腕相撲へと持ち込んだ。
 力を込めると、雨宮も応戦してきた。簡単に負けるつもりはないらしい。

 くっ。
 なかなかやるな。

 さらに、無表情で話しかけてくる。

「君に、訊きたいことがある」

「ほほほッ。何かしら、勝ったら教えてあげるわよ」

 ぐぐっと力を入れると、雨宮の瞳がキラリと光った(ような気がする)。



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