乙女党企画 

 2014/09/16/TUE 








 眠りに落ちたのは、おそらく8月28日の10時頃。

 翌日の29日は久々の非番。
 出勤は、明日の30日8時となるはずだが。





「……要するに、眠ったおかげで日付がわからなくなったと」


「自分でもアホだと思うけどね」



 ベッドの上で正座しながら、ぼやく。



 アホだ。
 実に、アホじゃ。


 ここんとこ、被疑者を送検するために書類整理ばかりしてた。
 1日2日、勘違いしててもおかしくない。


 肝心の携帯は手元にない。
 こんな時にかぎって署内に忘れて来たらしい。


 胡座をかいて対峙する雨宮が、眉をひそめる。



「とはいえ、さすがにふたり揃って丸一日は寝てたってことはないだろ」

 腕組みしながらのごもっともな意見。


 だが、私は騙されない。
 家の中を手当たり次第探してみたが、ヤツの携帯も見つからなかった。




 こいつも職場に忘れてきたらしい。




 よりにもよって、何で同じ日に……

 そう口にしたいのを、ぐっとこらえる。
 俯きかける顔をあげて、訊ねてみる。



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