若頭は甘えたい

episode.1 /ハルトside

【ハルトside】




「一目惚れって私に……ですか?」



そういう目の前の彼女は顔が真っ赤で、熟れた林檎のよう。本当ならば今すぐ押し倒してものにしてやりたいけど……彼女はほかの女とは違うから。



言葉遣いも、所作も、容姿、どれをとっても19歳には見えない。



「あの、お気持ちはとても嬉しいんですけど……なんで私何でしょうか?」


「それは……さっき言った通り一目惚れですよ。それに社長という肩書きに釣られて寄ってくる女は山ほどいますが、貴方は違うと思ったからです。」


「っ………」


ほらまた………耳まで真っ赤だ。俺の発言で動揺して、顔を赤くして……俺のことを煽ってるのか?なんて思ってしまう。


「……可愛いなぁ

「え?」

「いえ、なんでもありませんよ。料理は口に合いましたか?」

「はい!とても美味しかったです!デザートまで頂いてしまいました」


こういう忖度しないところも好きだなぁ。

  • しおりをはさむ
  • 205
  • 97
/ 66ページ
このページを編集する