淡紅の月と華

それで気がついた




悠さんの誕生日まで後もう1週間もないことに





ど、どうしよう





別れちゃうことになるから意味ないと思っていたけど、こうなると非常にまずい






きっと、悠さんは私の用意したものならなんでも喜んでくれると思う





でも、ただでさえ今回こんなに迷惑をかけた






ちゃんとお祝いしてあげたい





しっかり悩んで決めたいところなんだけど、ほぼ2人で一緒にいるから考えたり調べたりする時間が本当に無い







「ん…沙耶…」






ほーら、きた






2人であれば必ずどこかしら触れられている





「なに…んっ」





あの一件以来、なんとなく悠さんは、私をより離さなくなったと思う






膝の上にのせるのもそうだし、それに託けて、触ってくるのもそう






「んっ…」






キスもそうだね






2人で居ると回数が多い






触れるだけのキスならいいんだけど、服の中に手を入れてきたりしながら、深いキスをされるともうダメ






私だって毎回許すわけじゃ無いけど、攻防戦は激しい






今回に関しては







私の負け






スカートの中に手を入れられた段階でほぼ負け確定なんだけど、下着も剥ぎ取られてしまったからもうダメ






「ひあっ…悠さん…」





悠さんのそれがあてがわれ、私の腰は下ろされた







その刺激が耐えられなくて、悠さんにぎゅっと抱きつく






「…沙耶、こっち向け」






「ん…ふっ」





噛み付くように重なるキス





揺さぶられる腰





「ぷはっ…あっあっ…やっ…」






苦しくなって離れても、その甘い痺れが私の全身を支配する






その快感を追って、登りつめていくと、私は先に果ててしまった







その様子を見て、悠さんはとても満足そうで






「沙耶…何度でもいけ…俺に堕ちろ…」







低くて優しいのに、どこか誘惑に満ちた、甘い甘い誘い






もうすでに貴方に堕ちているというのに、何処まで堕ちればいいの








ゆらりゆらりと思考が定まらない中で、そんなことをふと思った











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