淡紅の月と華

とりあえず…




あいつらがふざけたことをしてることがわかった





どこまでつきあってやればいいんだか…





ただ沙耶の居場所が分からねえことには始まらねえ





何より、あいつらが拉致してるとはいえ、沙耶の命の危険まで手紙に書かれている






…この世界が闇に包まれる時






ってことはつまり、日が暮れる前に探し出せってことか…







「…」








めんどくせえことになったというか…







今日は一日中、沙耶といちゃついて離さねえ(俺が勝手に)と決めた日だっただけに、イラつきはマックス







「…早く見つけ出すか」






そして見つけ出して沙耶を抱きまくる






さっきの話…まああそこだろうな







俺は、その場所へと向かった









***







着いた場所は、俺たちチームの溜まり場となっている地下にあるクラブ






下界の更に下…






そのクラブは通常のフロアのもう1つ下に部屋がある






そこは俺たち幹部が集まって話し合いをしたり、だべったりする場所







その部屋に入ると







「「よくぞ、ここまでたどり着いたね!!」」






双子とは見事なもんだ…






多分これは練習なしで、ハモっているやつだ






仮面とマントをつけているが、髪色でバレバレだ






「おい、沙耶はどこだ、美織、伊織」







「美織?知らないなあ…僕は…えっとなんだっけ…」







「ツインズの、ゴールドでしょ!」






「あっ、そうそう!僕はゴールドだ!」






「あっ、もうツインズ忘れてる…まあいっか、そして僕は弟のシルバーだ!」








2人がソファに登って、決めポーズを決めている







「…」







「…」







「…」







「なあお前ら…」







「なんだい?!」







「質問があるなら聞くよ!迷える子羊!!!」








「…恥ずかしくねーの?そんなことして…」







俺がそういうと、2人は決めポーズをやめて、ソファからゆっくりと降りて腰を下ろした








何やら2人の周りには哀愁が漂ってる








「…ドッキリみたいなもんじゃん…」





「もう少しこの雰囲気に乗ってくれたっていいじゃんね…」







みお…いや、ゴールドとシルバー…これ俺がいうのも恥ずかしい









つーか、ゴールドとシルバーってこいつら髪色だけだろうが…








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