淡紅の月と華

第14章 /Yuh’s Story

目を覚ました沙耶は、俺のことがわからないようだった







親父、お袋も現れるが、全くわからない様子










医者がそのあと来て、診察を行い、沙耶の記憶は、高校で止まってることがわかった













親を失い、復讐を誓っているころの沙耶














その目に光はなかった














広瀬組と手を組むことになり、広瀬も顔を出した















どうやら、沙耶は広瀬のことはわかるらしい














今の沙耶は本当は何歳で、ここに至るまで何があったかは伝えた















けど俺と付き合ってることは伝えなかった















沙耶の力で思い出して欲しいという俺のエゴ













それに事実を伝えたとしても、沙耶が俺との思い出を思い出せないのなら意味がない
















しかし、広瀬との復讐が潰えた事は沙耶にとって衝撃の事実だったのだろう















その事実を伝えたとき、沙耶は今にも泣き出しそうだった
















「私は…もう、生きてる意味が…ー」


















「…今はゆっくりと休め」















「…悠さん、でしたよね?貴方はなぜ私に構うのですか?」
















「…約束だからな」















「約束…ですか?」
















「あぁ…」














沙耶のそばを離れない、守り抜く
















その誓い















「…でも、お付き合いしている方、いるんじゃ?」
















その方に悪いです、そう言いながら俺の指を指差す
















沙耶の指には指輪をはめていない
















怪我の治療に邪魔になってしまうと、外されていたが俺はそのままにしていた














…思いもよらず仇となった















「…これは、大丈夫だ。安心しろ」
















頭を撫でようとした時、外から怒声が聞こえる















なんだ















ドアに目を向けると、勢いよくその扉が開いた


















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