淡紅の月と華

第6章 /Saya’s Story

〜〜〜♪





人をハラハラさせるような音のアラームが鳴り響く





「う…」






消さなきゃ…







スマホに手を伸ばし、触れたところでその上からぎゅっと手を握られた







「ん…沙耶。おはよう」







振り向くと愛しい人が、少しまだ眠そうな顔で微笑んでいる







「おはよう、悠さん」







そういうと、ちゅっと軽くキスをされた







普通の人なら、まあここで起きるだろう






うん






起きるし、起きなきゃいけないのが大人だし、時間は限られている






でも私はそのまま






「スウ…」






寝てしまった








言い訳を1つするならば、朝からアラームに起こされたけど、悠さんに手を握ってもらえて、おはようのキスをして、少し布団で2人でゴロゴロして幸せだった









うん、この布団でゴロゴロが悪かったと思ってる







どんなに悠さんが閻魔様もびっくりな変態大魔神でも、超絶怒涛のエロガッパだとしても、私にとって安心できる人に変わりはなくて








すりすりと悠さんの胸に抱きついていると、眠くなってしまう








これがすべての失敗だったと思う









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