淡紅の月と華

第8章 /Saya’s Story

悠さんと付き合って2週間くらい





結局バイトは、大学卒業までで、好きな時まで続けるという話になった






和也さんの元という条件つきだけど、私は別にお店を変えて働きたい気持ちもなかったし、大して問題にはならなかった






それに、いくら悠さんが私の生活を養ってくれるとはいえ、全て頼りっきりになるのはなんか嫌で







男から金を巻き上げていた時には持たなかった感情に少し戸惑ってもいた







あとご飯を作るのは私の役目






なにもしないのは申し訳なかったし…







ただ朝ごはんは、作らなくて良いと言われた







正しく言えば、2人で起きるまで作るな







悠さん的に、先に起きて作って用意してくれるのよりも、隣で寝ていて起こすのが良いらしい







よくわからないけど、悠さんがそれで良いならそうしよう







そして今日は、悠さんがお仕事で少し遅くなる日







何のお仕事なのか…私は知らないことが多い






ただ、悠さん曰く、






「俺たちの組は、まだまともな方だ。社会的にみて悪に変わりはねえが、一応建設会社やらホテル、リゾートの経営、そこらへんをやってる」







とのこと







この前泊まったホテルも悠さんのところらしい







今度別の避暑地のリゾートに連れて行ってくれると言っていた







そして、私がその時忘れずに聞いたこと






それは、悠さんの誕生日







いつなのか聞いたら、2ヶ月後らしい







和也さんにはお願いしてシフトを思いっきり増やしてもらうことにしてるけど、それを悠さんが納得してくれるかどうか…








そんなことを考えながら夜ご飯の準備をしていた







今日は、から揚げとポテトサラダとスープ







この前、バイトの賄いでから揚げを試しに作ってみたら、みんなから好評だった







だから今日悠さんにも食べてもらいたくて、作っている








「ふー…あと少し揚げれば完成…」






ポテトサラダもスープももう完成している






悠さん早く帰ってこないかな






そう思っていた時、下腹部に違和感を感じた







0
  • しおりをはさむ
  • 101
  • 49
/ 174ページ
このページを編集する