あの木の下で~番外編~ラブ甘な夜③太一の悩み・クリスマス【完】

そしてクリスマス /伝えようよ4・由香利の気持ち


「私達は、由香利を大切に育てた。
御前様の唯一の孫、そして親友の忘れ形見……」

“親友”---由香利様のお父様---


「ただ、大切に育て過ぎたのか、由香利が大物なのか、非常に恋愛に疎い娘に育ってしまった。」

「私は、」

と、奥様。

「こうなる前に、由香利には恋愛の一つでもさせたかったの。」

太一様の眉がピクリと動いた。

「太一さん、私の本当の気持ちよ。
“鈴木由香利”から“梁瀬由香利”になれば自由な恋愛なんて出来ないでしょう?」
奥様は、微笑まれた。

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