可愛い僕、かっこいい彼

演技

それからの僕は不思議やった
台詞が頭にすんなり
入ってくんねん。

翌日には、台本をすっかり
覚えとった。

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先輩「光さすがやな、
   つおし、台詞バッチリ入っとるやん」

ひ「俺は別に、何もしてへん」

僕は、"まい"の気持ちが手に取るように
分かった。
"僕が、"まい"になる。
先生の全てが好きで、何もかも、
犠牲にしてでも、一緒にいたい。

棒読みだった台詞に感情が入ってくる、  
周りが気にならない 
僕はただ、先生(光)だけを見ていた。
先生大好き。

"まい"が僕になった。

"パチパチパチパチパチパチ"
拍手の音で、我にかえる。 

先輩「つおしぃ〜良かったで、
   感動してしもうた。」

ひ「すごいやん。お前一日で….
  俺、お前に吸い込まれるよう、先生
  やってたで、」

自分じゃない、
自分になれる演技に僕は
夢中になり始めた。






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