可愛い僕、かっこいい彼

修学旅行ー18 /愛してる

"コンコン"

誰かが僕の部屋をノックする、

"コンコン'"

また、ノックする
僕はそれが光である事
は分かっていた。
けど……。

ドアを開けらなかった。

"コンコン"

"ガチャ"

扉の鍵が開く

こんで、こんで、
怖い、
こんで、

僕は布団に隠れた。

思い出される
光の顔、眉間にシワよせて、
わなわな震えて、
いつもは、綺麗な顔が、
悪魔の様だった。

ひ「つおし?」

つ「…………。」

光は、僕の隠れている
布団の側に来た、

ひ「つおし?」

つ「…………。」

光は僕の布団をめくった。
僕は、涙目で光を見上げた。
頬を抑えたまま。

僕を見下ろす
光の顔はいつもの
優しい顔に戻っていた。

涙が、溢れてくる。
大粒の雫となって布団に
落ちる。

光は僕の頭に優しく
手を伸ばして撫でた。

"ヒックッ、ヒックッ"
僕は目に手を当て
声を出して泣いた。

ひ「ほんまに、心配したんや。」

僕は光を見る。涙を零したまま。

ひ「ほんまに、心配してん。」

つ「…………。」

光は、濡れたタオルを
持ってきとって
僕の頬にあてがう。

ひ「ごめんな、かわいい顔
  はらして、もうたな。」

つ「…………。」

ひ「俺な辛いねん。
  つおに何かあったら
  とおうて、
  心臓が、張り裂けそうやった。
  お願いやから、
  もう、こんな思いさせんで、」

光が、"ぎゅ〜" って僕を抱きしめる
光の愛が僕に伝わってくる。

つ「ごめんね...。ほんま、
  ほんま、、。ごめんね。

ひ「苦しいくらい、
  お前がすっきやねん。
  愛してんてん。
  どうしたら、分かってくれる。」

つ「ひかる。」

ひ「お前は、しっぽふって
  無邪気に誰にでも、
  ついていくねん。」

つ「…………。」

ひ「とめようとしても、
  俺の腕をすり抜けて、、。」

つ「もう、心配させへんから。」

ひ「すっきや、離れんで、。」

光は濡れたタオルを近くの棚に置き
両手で僕の顔包んで
マジマジと、僕を見つめた。

ひ「俺の可愛い天使や、
  俺だけの」

そう、言うと、
僕の、唇を触り、確かめるように、
光は自分唇を、僕の唇に重ねた。
優しい、キスがどんどん熱を持って
激しくなり、
息が苦しくなり、
僕は光の胸に崩れおちた。

意識がなくなる寸前

ひ「キスだけで、
  気絶されるんやったら、
  先は長いわ。」

と、呟く光の声がした。









0
  • しおりをはさむ
  • 3
  • 0
/ 481ページ
このページを編集する