中森庵主
純文学・シリアス 11ページ(連載中) 4561字 更新日 2014/07/18 読者 145人 公開 0 0

      


  水」と思い浮かべて何を思うだろうか。私達が普段、口にしている水はどこからやってきて、どこに消えていくのであろうか。
 冒頭の問いに答えるためには水の組成を知らねばならない。水は Oと記号であらわされる。水素原子が2つと炭素原子が1つである。しかし、我々はそんなことをいちいち考えたりして水と接していることは殆どない。
 水は体内を循環しているとも言える。水は雨となり地上に降り注ぐ。外界の温度差の均衡を保つために雨が利用されているといっても過言ではないのかもしれない。「つゆ知らず」という言葉がある。これは水が細かくなった露のことを表現しているのではないか?そうすると、世の中の微細な露でさえも知らないという意味合いを感じ取ることができるであろう。ゆえに我々は知らないことばかりなのである。事実を知りたい、探究したいという心は大切である。しかし、全て知ることは無理である。なぜなら、露のように儚いことを含め、沢山の事象が混在しているのであるから。
 ここで、最初にもどってみる。水はどこから現れ、どこに消えていくのか?
 これを答えるに、今述べたことも踏まえると、あめが雨ならしめる事象を感じとる感度の問題にぶちあたる。水は見える形であるものからみえないものまで様々である。人生もそのようである。であるならば、この問いに答える必要はない。
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