One Night  第二章

第二章 偽善 /13

誕生日の朝は、とても清々しく晴れていた。



降っていた雨がいつ止んだのかは分からないけど、朝目が覚めると青空が広がっていた。
そこら中にある雨の痕跡に太陽の光が反射して、世界はキラキラと輝いていた。


その日、わたしは学校を休んだ。


残念……というべきかは分からないけど、体が丈夫すぎるわたしは、あれだけ長時間雨の中突っ立っていたというのに、熱はおろかくしゃみ一つも出ず風邪をひかなかった。


ただ気だるさが抜けず、どこにも行く気がしなかったから、「体調が悪い」とお姉ちゃんに告げ、学校を休んだ。


お姉ちゃんが難なくそれを受け入れたのは、日頃の行いのお蔭とも言える。

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