それは真夏のたった三日間、期間限定でしかない小さな恋。
「行かないで」
「帰りたくない」
二つの気持ちは落ちていく砂のように、止められない*ダブル クォーツ*




一年は365日もあるのに僕が君に逢えるのはたった三日

-あたしがあなたに逢えるのは一年のうちのたった三日-



バレンタインも花火大会も、誕生日もクリスマスも

-あたしはあなたに逢えない-



でもその三日間は




それはまるで砂が落ちるように

-確実にあたしたちの距離を縮める-



『或いは遠のけるのか』



-でも、あたしたちは確かに恋をしていた-



それはまるでクリスタルのようにキラキラと輝いていた



『お願い砂よ』


どうか

-どうか-



『時を止めて』