盲目彼氏 下

優しさ

そんなことを考えているうちに神條家に着いてしまった。



いつもなら、廊下でお辞儀をしてくる人たちに私もお辞儀をするんだけど……


今の私にはそんな余裕がなかった。



海斗さんは私の様子が変なことに気付いたようで、


「どうした?」


部屋に入るとすぐに心配そうに顔をのぞきこまれた。


最近はまだ慣れてきたんだけど、今は意識しちゃって海斗さんの顔が近くにあることが恥ずかしくてしょうがない。


カアアアッ


顔が赤くなる。


「お風呂入りたい!」


とにかく今は一人になりたかった。


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