天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

3 学校 /智沙side

智沙side

「うーって呼んいい?」

私に 優しい声で聞いてきた まゆさん。

コクン

頷いて 返事をした。

「よし!許可は取ったからね。
友だちになろうね。
ってか 友だちだからね。
エリと絢香にイジメられたらすぐ言ってね。」ナデナデ

まゆさんは 優しい笑顔
そう言って頭を撫でてくれた。
嬉しくて嬉しくて
目がウルウルしちゃうけど。

日差しの強い窓の外の
青空を 見上げた。

ママ お友達できたよ。
お家の事知らなくてもお友達できたよ。
ママ譲りの この目
この髪を気に入ったくれたみたいだよ
ママ 見守ってくれてるかな?

ママの大好きな 日本の青空。
見上げたはずなのに
目から一粒の涙が。
嬉しくてもウルウルしちゃうんだね?
悲しいウルウルは 簡単に止まるのに
嬉しいウルウルは 止まらないよ。
ママ。 これからいっぱい
嬉しいウルウルを体験して
止め方学ぶからね。
きっと ママは 笑いながら
ヨシヨシしてくれるね。
ママの好きな日本で ここで 頑張るね。

「私もうーちゃんって呼んでいい?
うーちゃんって呼べば 友だちみたいだよね。
私は 絢香。好きに呼んでね。」

空を見上げてたら 絢香さんが。

コクン

お返事をして メモ帳に。

“声が 出ないだけで
喋れないわけじゃないんです。
そのうち 声も出るって
ドクターは 言ってくれたんです。
だけど 初めから
たくさん喋れないと思います。
だから 絢香さんの事は
あーちゃんと呼んでもいいですか?”

あーちゃんなら きっと声が出ても
発音はできるはず。
声帯や身体には 何も異常はない。
精神的なもので 声が出なくなっただけ。
声が 出なくなった時の
パパや おばぁちゃまの悲しそうな顔
忘れない。

あの時から もう 5年以上たったけど
今でも 声が出ない
手話なども 覚えようとしたけれど
パパたちが 覚えるために
寝る時間を 削るのが嫌で 覚えなかった。
文字を書きパパたちに
気持ちを伝えるようになった

そんな私を みんな 支えてくれた。
私は1人大丈夫だと 証明したくて
この学校にきた。
きっと 大丈夫。
裏切られたりしても
今幸せな気持ちは 嘘にはならない。

「もちろんよ。よろしくね。うーちゃん。」

あーちゃんは 優しく笑ってくれた。

「ずるい!私は?うー わたしは?
あっ!まゆって言うの私の事は何て呼んでくれるの?」

急いで まゆさんが。
なんか まゆさんかわいい人だなぁ。
ちょっと お化粧派手だけど
頭をナデナデしてくれる手は とても 暖かい。

“まーちゃん♡”
ちょっと まーちゃんが可愛くて
♡を書いてみた。
…あれ?まーちゃん 黙り?
あっ!調子に乗りすぎたかな

「キャァー 可愛すぎる♡
何なの?
何で うーそんなにかわいいの?」ギュゥ〜

‼︎‼︎‼︎
苦しい。まーちゃんが 突然 机に乗り出し
座ってた 私を抱きしめた。
まーちゃんの お胸に 私の顔が ちょうどはまり
抱きしめられた力が強くて
苦しいうえ お胸で息が。

「ちょっ!まゆ 落ち着いて。
うーが 苦しくて死んじゃうよ離して」

エリちゃんが まーちゃんを 私から離してくれた。
よかった まだ 窒息しなくて済んだ。ホッ

「ごめんごめん。
うーが あんまりにも可愛くて。」

コクン
“大丈夫。次からは 気をつけます。”

次からは気をつけて
抱き着かれる前に横を向かなきゃ。

「?プッ 。うー が気をつけるの?
まゆが気をつけるべきだよ。
うー 私は エリね。
私の事はエリって呼んでね。」

コクン
“よろしくね”ペコリ
メモ帳に 書いて頭を下げた。

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