天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

26 ご挨拶 /山下side

山下side

俺は 神崎組の組長の側近だ
組長とはガキの頃からの仲
聖が家業を継ぐ事が当たり前のように
俺は聖の片腕になる事が当たり前に
育ってきた
そのせいか 結婚もせず?できないか?
今までやってきた

実の子の様に聖の三兄弟を
可愛がってきたが 長男は見た目は
多少怖いが まぁ仲間 家族は
大事にする割と熱い男だ

次男は ちゃらけた性格だが
中々 頭の回転は速い
長男が肉体派で次男が頭脳派だな

…三男は…
まぁ 上2人と年が離れている為
産まれた頃は とても可愛かった
顔も 上2人には似ずただ1人母親似
小さい頃はおとなしい方で
文字を覚えたら本を好んで読んでいたが
大きくなるにつれ
大人しいではなく さめた子だった事が判明
本もだんだん 大人顔負けのものを
そして三兄弟のなかで一番
冷酷な子どもになっていた

そんな三男は俺にはかわいい存在だ
たまに理不尽に舌打ちされたりするがな

女には 興味はあまりなかった為
性欲処理の道具として
雇ったりはしていた
わざわざ雇わなくても
無駄に容姿はいいから
より取り見取りだろ?って思ったが
汚いだろと 何とも言えない答えが

平気で女にも暴力を振るうが
自分から近づいたりはしない
そんなキョウと女の子が
デートしていたとある日聞いた
嘘だと思ったが 今目の前にいる
女の子……
ありえないぐらい優しいキョウ…
昨日連れて来ると話があり
上2人の結婚の時よりも
組全体がお祭りムードになった

幹部も勢揃いで同盟も参加したいと
申し出はあったが 直ぐには
女の子が怖がると思い断りを入れていた

常にキョウの膝に座り
キョウに甘えるこの子は
外見よりも内面は幼い様だ

俺が話かけると クーパパと名付けられたが
怒る気にもならないな
娘が出来た様に嬉しく思う

幹部全員が 挨拶を終え ちぃちゃんは
何故か俺の膝の上に座り
絵本を開く…
キョウを見ると 触るなよと目で訴えてるが
俺はロリコンじゃねからな?

「クーパパ これ今日貰ったんだよ?
一緒に見ようね?」

「はい…」

無邪気すぎるだろ?この子は…
俺の返事に嬉しそうに絵本を
開いて進めている

「………」

キョウがいる方とは別の方からの
視線に気が付き見てみると…
聖が俺を睨んでいる様だ…しかも姉さんまで
何なんだよ?俺何もしてねぇだろ?

「ちぃちゃん… 私もクータン読みたいなぁ」

聖… お前クータンとか読まないだろ?
ちぃちゃんに優しい声で話かけたが
そんな声初めて聞いたぞ

「ひぃパパもクータン好きなの?」

ちぃちゃんは絵本から聖の方に顔を上げた

「うんうん。大好きなんだよ?
だから ちぃちゃんはパパのお膝の上に
ほらおいで」

「………」ジィ〜

聖がここぞとばかりにちぃちゃんを
呼んでいるが ちぃちゃんは俺の顔を
ジィ〜っとみてる…今度は何だ?

「うん?行かないのかな?」

とりあえず行かないのかな聞いてみるが

「行っていいの?」

「あぁ…「ちさ おいで…」」

俺がいいと言おうとしたら
キョウが ちぃちゃんを呼んだ
ちぃちゃんは 立ち上がり キョウの元へ

「ひぃ」

キョウの膝に座り 腕を絡ませ手を繋ぐと
嬉しそうにキョウに甘えだした

「俺のちさだ
オヤジにはお袋いんだろ?
パパは ちさの親の呼び名だから
ややこしい 他のにしろ」

「……」

聖は抱っこ作戦に失敗し
凹んでいるが 姉さんまで凹んでいる

「トト!トトは?ひぃママはカカ」

「ちさ トトとカカな?
パパは ちさの親だけだからな」

「うん」

呼び名はいいが 組長にトトって…
トトって顔してねぇぞ?
鬼って呼べば大体通じるだろう?
鬼にしろよって思っていたら
さっきよりも冷たい視線を

「クーパパなのに 俺はトトか…
パパと呼ばれたかった」

聖…お前 幾つの駄々っ子だよ

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