天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

7 出会い /響side

響side

糞暑い中、俺は 仁と 2人
繁華街を歩いている
正確に言えば 護衛なんかも
チラホラいるが
誰も近づかないよう有難く俺が
苛立ちと殺気を半分出して
やってるおかげで
もはや 同じスピードで歩く
通行人化している。

そろそろ クラブに着く。
そんな時どこからか香る甘い匂い
ふと 視線を向けると
フワフワの髪の
でっけぇ目に涙を溜めながら
まるで ガキが走るように
トテトテと一生懸命走ってくる
女がいた。

あれは…。
フッ。街路樹の 天使はこんな所を
散歩中だったか。

あの日から 街路樹で見つけた女に
また逢いたいと 会社に行くたび
あの女を探していたが
あれから 一度も 現れなかった。

性欲処理中
頭に浮かぶのは あの 女。
気持悪い声で現実に戻り萎える。
それからは気持ち悪い女を
抱かなくて済む様になった。
あの 女以外欲しくないと
思うようになったからだ

なかなか 再会は出来ず
気がつくと あの女は
人間ではなく天使だったんだ
そう思う様になってきていた。
もう 逢えないのか
そう思いながらも
俺は 天使と一緒に住む場所や
新しい家具を
無意識に用意していた。
馬鹿だな天使は居ないのに。
そう思いながらも
止められなかった

それが まさかこんな所を
散歩してるなんてな。

そう思った瞬間 後ろからニヤニヤ
気持悪りぃ顔で 歩いてる男がいた。

あぁ。そう言うことか。
俺の 天使が泣きそうなのも
あの男のせいだな。
男をこの世から消し去る計画を
考え出す。

まさか あの男は彼氏か?
そんな 考えが頭をよぎった。
まぁ 彼氏が居ても構わない
やっと見つけた
俺の天使。

誰のものでも構わない。
俺の全てをかけて
振り向かせてやる。

どうやら 俺は
一目惚れってやつをしていた様だ

確か 竜馬が 犬が他の男といる事を
想像したくないと 言っていたな。
今 その気持がわかった。
想像したくない。
いや…。想像の中でも
他の男と居るのなら
その男を この世から 消せば
いいのか。

フッ
俺とした事が 初めて 惚れた女が
出来たことで思考回路が
鈍くなっちまったのかよ

ドンッ

自分の 気持に気がつき
思考回路の鈍さに呆れていたが
目は しっかり 天使を見つめていた。
なのに 近づいてくる天使に見惚れ
俺の胸に ぶつかった天使を
抱きしめることさえ出来なかった。

「大丈夫か?どうした?逃げてるのか?」

天使の目線になる様しゃがみ
天使に話しかけてみた。

コクン。コクン。

何度も 俺を見つめながら
その瞳には今にも溢れ出しそうな 涙
あぁ。やっと その瞳に映れた。
初めて見かけ日
その瞳に 魅了されたんだ
真っ直ぐ見つめてくる瞳から
溢れ出した 涙。
涙に 口づけを交わし

ギュウッ「 大丈夫だ。俺が 助けてやる。
だからそんなに泣くな。」ナデナデ

おれは 天使を抱きしめていた
抱きしめ初めて知ったのは
天使の柔らかさ。
天使のぬくもり。
何もかもが 愛おしい。

ギュッ

オレのシャツをにぎる 小さな手が
どうしようもない 気持にさせた。
助けてやると 言ったからには
この男 殺さなくては。
だが この可愛い手を離させたくはない。
どうするべきだ。
取り敢えず 威嚇もかね
睨んでおく。

「ひぃっ!まさか
黒大の 帝さんの女だとは…
すみませんでした。」

スゲー勢いで 走り去った男。
まぁ これで しばらく天使は
離さなくて済むか。



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