天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

33 制服デート /響side

響side

かずちゃん…
ちさがそう呼んだのは
南を抑える組長…
代々 東と南の島は 抗争をしない為に
トップ同士が仲良くしているが…
うちの親とは気が合わないのか
堅物だからなのか
以前の様には仲良くはない…
南始まって以来の 堅物とまで呼ばれ
扱い難い奴なはずだが…
ちさが 懐いている…

「ひぃ?今度 かずちゃんのとこの
くまさんに 会いに行っていい?」

「…ちさ?熊は危ない
飼われていても ちさが可愛すぎるから
襲ってくるかもしれないだろ?」

古谷組は 街中にあるが
このオヤジが住むのは
そこではなく 裏に森がある
辺鄙な所だ
その森で 元々いたのか…
どっかから連れて来たのか知らねぇが
ペットに熊を飼ってやがる
森ごとフェンスや網で仕切り
たまに散歩と言う 放し飼いをしている
餌を与えるので 腹が減ったら
いつもの所に戻るそうだが…
その熊には組を裏切った奴を
食わせていると言う都市伝説まであるが
聞いてみたら
熊に馬鹿を食わせるわけねぇって
気味の悪い顔で笑ってたな…

「ちゃんと檻に入ってるんだよ?」

「ちさ…そんなに熊を見たいなら
動物園にいこうな?
南の熊は写真で見ような?」

南なんかに俺の可愛いちさを
連れてけねぇ…
あそこの男どもは 酒を浴びる様に飲み
その辺のゴミを漁るからな
ちさがいたら ちさしか見れなくなるだろう
そんな 危ねえとこに
遊びにいけるわけねぇよ

「かずちゃん くまさんの写真くれる?」

「あぁ うちの花子は べっぴんたからな?
天ちゃんには 負けるがな?」

「当たり前だ ちさより可愛いものが
この世に存在するわけねぇだろ
もしあるとしたら 始末するのみだ」

熊が ちさより可愛いわけねぇよ
この世にちさより可愛いものが
存在するなんて 許されねぇ
ちさが 1番に 決まってんだからな

「こりゃ 参ったなぁ〜
悪魔が惚気るとわなぁ〜」

「かずちゃん 悪魔って?」

ちさが 悪魔に反応しやがった…

「おぉ 悪魔はな?
天ちゃんの男のあだ名だな?」

「ひぃの?」

「あぁ そうだぞ?
天ちゃん 知らないのか?」

ちさに笑いながら話しているが
ちさは わかってねぇ 知らねぇからな
まぁ 悪魔の由来などを聞いて
離れたくなっても
離すつもりはないしな
隠してるつもりもないから
そろそろ 知ってもいい頃か

「隠してるのか?」

「いや 隠してるつもりはねぇ
ちさは 最近まで こっちにいなかったから
なんも知らねぇんだよ」

「言ってもいいのか?」

「かまわねぇよ そんな事で
離してやる程 優しくねぇからな」

「天ちゃん 天ちゃんの男はな?
そりゃぁ ひでぇ男でなぁ
悪魔の様にひでぇんだよ
だからな?あだ名が 悪魔なんだ」

「悪魔…ひぃは うん!
確かに酷いかも…」

はっ?俺はちさに
酷いことは した事ねぇぞ?

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