天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

33 制服デート /古谷side

古谷side

俺は南を纏めている古谷組の頭だ
古谷組は古くから 南を
東は 神崎組が…神崎組は
今の頭からの トップだ
それまでは この地はここの姐さんの
実家がトップだったが
男児に恵まれず 他の奴に譲るよりは
神崎組にと 地位を譲った

聖は なかなかの素質があるが
俺とは合わない
仕事には お互い尊敬できるが
聖は 甘いからな…

そんな聖の後は長男の博が継ぐ
博も父親と祖父の血を継ぎ仕事はできる
が…やはり 甘いからなぁ

ここの三男は 俺でも逆らいたくない
非道ぶりだ…
俺たちがいる 一般的に裏と呼ばれる世界で
三男の響は 有名だからな
うちは 女児に恵まれず
響を手に入れる方法はない
響を もし南の何処かが手に入れたら
古谷組のトップも幕を閉じると
覚悟はしていたが…
最近 響が完全に裏から 手を引いたと
連絡が来た…
響の裏は俗に言う 表のことか?と
思ったが 本当の裏だった…
理由は 響に女が出来たからだと

時間が空き 聖に連絡を入れ
出張ってみると 運のいい事に
響が その女とデートだと…
神崎組でいろいろ話していたが
その場に居た同盟 傘下の男どもは
我先にと デート先に向かった

「ちさ?疲れてないか?」

向かった先に情報通り 響がいた
響の腕には 女が嬉しそうに
くっ付いてる
響から 聞こえた声…いつもと違う
優しさが感じられるものだ

「悪魔もあんな声 出せるんだな」

隣にいた側近の弟である
義二が俺に話しかけてきた

「あぁ…あれが さっき聞いた
天使か…」

「みたいだね あれで
悪魔の相手務まるのか?
てっきり 天使といいつつも
キツイ感じかと思ったけどな」

響が守るように付き添っている女は
どう見ても弱そうだ…
あれじゃぁ 裏の世界じゃやってけねぇな
だから 響は 完全に
表に決めたのか?

「でも 根性は座ってそうだな
こんだけの目を気にしないんだからな」

周りの一般人も 立ち止まり
見ているのに 響の女は
気にすることもなく 響だけを
見ているからな…そんな女は珍しい
見せびらかす訳でもなく
周りに人が居ない様に全く気にしていない

「あぁ…あれは
周りは見えてないんですよ…」

遅れてやってきた 聖の側近が
山下は 俺の飼ってる花子の相手に
ぴったりなんだが…山下は悲しいことに
人間なんだよな…
そんな山下が 見えていないって…

「目が見えないのか?」

「まさか…見えてますから
視力はいいとこの間 自慢してましたよ」

目が見えないのかと思ったが
見えてるらしい…
見えないから 響が あんなに
くっ付いてる訳ではないのか…

「この人集りが 見えてないのか?」

「まぁ そんな感じですかね…
ちぃちゃんは キョウが大好きみたいで
キョウが居るとキョウしか見てない
そんな子ですからね…」

ほぉ…あの悪魔をそんなにも?

「利用してるのか?」

「まさか…
話すとわかりますよ…
ただ 懐くかは 別ですがね?
懐いたら 可愛いですからねぇ」

「…その面だ お前は 懐かれなかったのか…
うちの花子は お前に懐くぞ?」

「…失礼ですね
花子は 可愛いですが
俺は人間ですからね?
ちぃちゃんも 懐きましたから
ちぃちゃんは 熊が好きなんですよ
花子にあげたクータンは
ちぃちゃんが好きなものですからね?」

「ほぉ…熊好きか…」

ついこの間 クータンとやらを
花子にやったが 花子は気に入らず
翌朝には そりゃもう悲惨なもんに
なっていたな…
楽しく遊べた様で
何よりだけどな

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