天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

34 お披露目 /エリside

エリside

「ちさから離れんなよ」

「はぃ」

昨日突然キョウさんが我が家にやってきた
今日の事を言うために…
うーは 龍樹さんに預けたらしく
一緒に居ないから 泣く子も黙る
怖いキョウさんで…
うー連れてる時のキョウさんは
話やすくなるけど 居ないと…

「まぁまぁ キョウさん
とりあえず中にお入りになってください」

玄関で私を見るなり うーの事を言う辺り
本当にうーが 大事なんだと思うけど
ちょっとは うーに常識的な
恋愛を教えて欲しい…
最近 うーは キョウさんが好き過ぎるあまり
休み時間にキョウさんに
大好きと 電話しちゃうし…
まぁ いいんだけどね…そのうーが可愛すぎて
クラスの子たちは メロメロなんだけど
テレながら言ううー。
テレるなら言わなきゃいいのにって
思うけど 言わなきゃ伝わらない!
と ぷう〜って お得意のお怒りを
あれ 可愛すぎるから 止めて欲しいわ

「あぁ…ズルいるか?」

「えぇ 主人は奥にすでに
エリも必要ですか?」

「あぁ 先に妹に 話すからな」

ズル…我が家のお父さんのあだ名だ
ずる賢いから とったらしい…
姉が生まれた瞬間に 姉を神崎の
許嫁にした父を 幼いキョウさんは
この人ずる賢いと 思ったらしい

「エリも 急ぎなさい」

「はぁい」

「ウゼェ返事すんな ちさにその
馬鹿みたいな返事教えんなよ?」

「…はぃ すみません」

何で今日は うーは居ないのよ!
最近 うーと居るキョウさんしか
見てないから 本来のキョウさんを
忘れてた…

「すみません…躾がなってなくて」

「あぁ ステレオは しっかり躾ているが
妹は 甘かったな
まぁ ちさが懐いてるから
問題はないが ちさに 変な事を
教えたりしたら お前らごと消すからな」

「大丈夫だと思います…」

「思います?言い切れないなら
ちさに近付くな 中途半端に
ちさに関わんじゃねぇぞ
ちさが 泣くだろうが…お前
ちさを泣かせる気か?」

「…ぃいえ!泣かせません!」

うーの事になると 変に怖くなるのも
止めて欲しい…
何処でもうー中心の考え方は
こっちからしたら迷惑だけど…

「ならいい。ちさが龍樹の所に行ってるが
泣くかもしれないからな
話しながら歩く
明日は ちさのお披露目も兼ねている
ちさの噂は既に出回っているが
今回連れて行くことで
裏も表もちさの事を知る事になる」

「はぃ」

この間制服デートとやらをしたうーは
学校がバレてしまいちょっとした有名人…
そのせいで うーは1人で学校内も歩けない
カフェなどもキョウさんが資金を出し
作らせる話も急ピッチで進んでいる

「ちさに何かあったら困る
あの可愛すぎる泣き顔は俺だけのもんだ
明日は ちさにずっと付いておけ
トイレなどは 1人で行きたがるけど
俺んとこ連れてこい」

「…トイレ まさか一緒に?」

まさか…トイレ一緒に入るとかないでしょ…

「その趣味は残念ながら持ってねぇ
俺んとこの部屋なら 俺がいるからな
下手に手は出せない
部屋の外には常に 面子が立つ
俺が居なくてもな
何があっても ちさ以外は入れない
お前らは 別だけど ちさといる時以外は
犬も入らせないよう言ってある」

「なら 安全ですね」

「あぁ 山下も明日はちさの護衛に付く
山下の女は俺の部屋の中に
ちさが懐いてるし裏切る事もねぇ」

「私たちは 側に居ればいいんですね?」

「あぁ ちさの暇つぶしに相手してろ
ずっと側に置いておきたいが
その前に いろいろ仕事がある
その間 龍樹もちさと居れるよう調整してるが
難しい…仁や竜馬は 俺と行動を共にするからな
ちさが狙いやすくなる
昼間のパーティー後からが危なくなる
それまでは ちさが目立たないように
お前らだけだ」

「パーティー後は誰が?」

「煇とガキが昼過ぎにこっちに来る
そっからは ステレオもちさに付く
下手に神崎の若姐に手は出せない
ステレオは賢いからな
ちさを守り抜くだろう」

…お姉ちゃん…キョウさんに
気に入られてるのは知ってたけど
ここまで期待されてるけど 大丈夫…

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