天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

34 お披露目 /端山side

端山side

去年 俺たちが居た神崎は
大きな抗争があり 何人もが 負傷し
生き残った奴らで 身体に障害が
残った奴らは 抗争が終わると共に
神崎を去った

神崎は 仲間意識が高いから
もし 捕まったりすると
助けに来ちまう…見捨ててくれれば
いいんだが…

神崎から 引退し 内縁の妻のだった奴と
籍を入れて一緒になったが
俺を含め ほとんどの奴が
ヒモ状態だ
こんな身体じゃ雇ってもらえる訳もねぇ
神崎から 毎月 金は入っているが
それだけでは 生活できないからな
それでも 働けねぇ俺たちには
助かるもんだ

突然 かかってきた電話
話を聞くと キョウ坊が 雇ってくれると
言う内容だった
俺たちでも 問題ないと
神崎は 仲間意識は強い…でも
キョウ坊は 仲間意識はあるものの
無駄な事は嫌う
1人の為に 何人もを巻き沿いにする事はない
全ての行動は 自己責任
そう考えているキョウ坊だからな
俺たちが 足手纏いになる事は
あると思うが 最小限に留めるだろう

飯をみんなで食いに行き
そこで どんな条件だろうと
働きたいと全員が 同じ意見だった
キョウ坊の 天使の為に
使って貰えるなら それでもいい
キョウ坊が 天使を捕まえ
その為には 何でもするだろうと
噂は聞いていた…その為に
俺たちを使うって事は 俺たちを
信用してるって事だしな
もし この命を捧げても 妻や子には
困らない額を払いそうだしな
またとないチャンスを 逃す訳にはいかねぇ

飯を食い終わり 引退してから
初めて 神崎の本家へ
出迎えたのは 山下さんだ…

「お待ちしてました
ちょうど 飯を食い終わったんで
どうぞ」

通された広間で真っ先に目に入ったのは
キョウ坊の膝の上で クマのヌイグルミを
抱っこした女の子…
俺たちが 入ると慌てて クマのヌイグルミに
隠れる様に抱きしめていた…
人見知りとも 聞いたからな…
気になるが 気にしない様に振る舞った
その結果 本人は チラチラと
たまにクマから顔を覗かせている

挨拶を済ませ 俺をハタちゃんと
呼んだ天ちゃん…
おれの顔は 刀で斬られた跡がある
目もそっちはヤられてしまい
見えない…
やっぱり怖いか…
そう思ったが 痛かったのかが
気になる様で ちゃんと目を見て
話をする天ちゃん
痛みに強い事に 何だか 目を輝かせていたが
キョウ坊が 天ちゃんの気を引くように
話掛けた…ただ 見ていただけでも
キョウ坊は 面白くないのか…
噂以上に 夢中なんだな…

「向こうの部屋借ります…
今なら 仁も居るんで しっかり
話し合うことができますから」

キョウ坊に付く 竜馬が
竜馬よりも仁の方が 組関係は強い
小さい頃から キョウ坊と
一緒に育ってきた仁だからな
竜馬は 外でひっそりと育てられた
学校などは 一緒に通ったが
全く外では 関わりが無かったからな
中学頃から 外でも 一緒にいるようになったな
その為 組関係は竜馬を
一部の人間しか知らない

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