天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

36 記憶 /智沙side

智沙side

響さんのご両親に挨拶をし
その足で 入籍を済ませた
響さんの家族もちささんには
会っていたみたい…
なのに 私を嫁と認めてくれたのかな…

「ここは?ちさが好きそうだ」

「…私 ちぃと呼んで欲しいです…」

結局 2人で 部屋を見に…
ちさが好きそう…どっちのちさだろ…
ちささんの代わりでかまわないと
思っていても 何でか辛くなる
私は居ないみたいに感じる…

「…何故だ?」

「…智沙と呼ばないで欲しくて…」

「…籍入れたんだ 帰えんぞ
俺のもんだろ?」

「…はぃ」

響さんが…どうしたんだろう…
ちささんの代わりとして
呼び方もちさじゃなきゃダメなの?
やっぱり そうなのかな…

腕を掴まれ 見ていた部屋から
車へ…
車の中で 響さんは 一言も喋らない…
さっきまでは話しかけてくたり
膝に座らせられた私の頭を
撫でてくれたりしてたのに
今は 窓の外を見てる…
膝ではなく 助手席の後ろに1人ですわった
私…どうすればいいのか わからない…
ちささんなら 話しかけたのかな

「…ごめんなさい」

「謝んじゃねぇよ 謝れなんて言ってねぇ」

「…」

謝ったら怒られた…

「キョウ…怒鳴んな…
ちぃちゃん 大丈夫?
ちょっと キョウもいろいろあってね」

「…」

仁さんが助手席から…
いろいろあってね…ちささんが
いなくなった事?
変わりが私じゃ ダメな事?
わからない…

「話しかけんな 俺のちさだ」

「…キョウ…」

「ちさ 他の男に喋んじゃねぇ」

「はぃ。」

喋っちゃダメなのか…
わかった。全部 言う事聞いた方が
怒られないよね…
入籍したけど 早川が
まだ どうなったかわからないから…

1人で窓の外を眺めて涙を堪えていた
私は どうすればいいのかな…
ママ…どうしたらいいの?
空を見上げて ママを想う…
お母様が居たら 抱きしめてくれたんだろうな
大好きなお母様…
泣きたい時はいつも 抱きしめてくれた

「…ちさ なくな」

「はぃ…」

泣いてないよ…
涙流れてないでしょ?
空を見上げれば 涙はでないから
泣かないもん…

「…」ギュッ「悪かった」

「…大丈夫です」

「…ちさ…」

響さんが 背中から抱きしめてくれた
大丈夫…
私は 大丈夫…
ただ 空を見上げて 大丈夫と
いつものように 自分に言い聞かせてる
昔から 大丈夫と言えば 耐えれたから…

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