天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

36 記憶 /響side

響side

「ちさに 何をした?
ちさに何を…お前ら
許されると思ってんのか?」

いつもは付いていくリハビリも
今日は ちさの為にと
リハビリの奴らが言いやがったから
素直に聞いて1人で行かした

俺は付いては行かないが
見張り…護衛は付けている
外から 中の様子を
見張ってる奴から
ちさが泣き出したと…
匍匐前進して 逃げようとしてますと
泣き出した時点で 俺は向かっていたが
匍匐前進…
ちさは そんな事しない…
余程怖いのか…

「ひぃ…ひぃっ!抱っこして…」

リハビリのちさの担当に
腕を掴まれ しゃがみ込むちさ
俺に気がついたのか 振り向いた

「ちさ 怖かったな」

そう言って 抱き締めてやる
ちさ…泣いてるな…
かなり泣いたのか…
頬に涙の痕が…
ちさは 体力はないけど
その辺に座る事は絶対にない…
そう躾られたからか
疲れても ベンチやカフェなどで
座って休憩する
それが なぜ?こんな 通路みたいな所で?

「脚が痛いの…」

そう言ったちさ…
骨はちゃんと付き 痛みも
殆ど無くなっている
最近は 痛がるのは
リハビリ中だけだ ストレッチは
泣きそうになりながらも
必死に耐えている姿が
可哀想で ストレッチに時間をかけ
痛めないように
慣らしながら やってたけど

「話せないのか?」

「俺は 今来たんです…
そしたら ここに…」

「本当だ
俺が来たときに 駐車場から
一緒だったからな…」

ちょうど 端山も用事があり
ちさに届いた花子の写真を
ついでに持って来た
この男は ちさの担当じゃないが
側に居たから疑ったが 違うな…

「話せないゴミはいらねぇ
ちさに聞くか」

顔を青くし黙り続けるちさの担当
こいつがなんかやったのか…
ちさは ここの人間にも懐かない
端山の嫁と もう1人 組の奴の嫁のナース
その2人だけしか懐いてない
この担当にも…俺がいつも一緒だから
話は聞いて 頷いてるが
話したりはしない…ちさの為にと
1人にしたのが間違いだったな…

「…神崎さんが 突然…
もうヤダと 泣いて…
話を聞きに行くと…
前田が 大袈裟なだけだと…
神崎さんは 確かに痛みに弱いので
そうなのかと…」

「ちさが匍匐前進でここまで来た…
その間お前らは何を?」

「…」

「その人たち 写真撮ってましたよ?
笑いながら 彼女が匍匐前進してるの
はっきり言って 不愉快にしかならないわ
ここは 評判いいから来てみたけど…
リハビリの先生方は 最低ね」

知らない婆さんが…
確かに ここは医者の腕はいい
ちさの為にと 医者を集めたからな
リハビリは 触らせるつもりはないから
適当に病院に任せた…

「仁」

「はい…」

「まっ待って!私は 関係ないです
前田が勝手に撮ってたのよ!」

「知るか 止めなかったんだろ?
同じだろ?お前みたいなのは
またすぐ 同じ事をするから
うちにはいらねぇ」

こんな自分しか考えない奴は
いらねぇよ

「…そんな!」

「婆さん…婆さんが
ここのリハビリで 使えそうだと
思う奴らは どいつら?」

「あの男は 中々評判がいい
若くてイケメンだと
指示も優しい…ばばぁを
虜にする」

「他は?」

「今日は居ないのか…
1人だけ 熟女が居るけど」

「あぁ…ここのチーフか」

「そうそう!
そいつもばばぁを虜にしとる」

「そうか 次までには 新しい奴らを
揃えておくからな 婆さんも
また リハビリ頑張れよ?」

ちさは 関わりを持たないから
誰が嫌だとかあまり言わない
言わないから 好きなわけじゃない
ちさは 気に入ったやつだけが
好きと言う類に入る
それ以下は 普通も嫌いも大差無い


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