天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

41 誕生日 /博side

博side

今日は 我らの天使 ちぃちゃんの
お誕生日会がある
俺たちも 参加だ
煇夫婦は 昨日来れずに
今日は参加

「前原組長からお電話です」

数日前に 掛かってきた電話
何事かと出たら

「天ちゃんが 誕生日らしいじゃねぇか
誕生日プレゼントは どうすりゃいい?
もちろん呼べなんて大層な事は
言わねぇがプレゼントぐらい渡してくれるだろ?」

すげぇ どうでもいい話だった…

「当日はちぃちゃんのご両親も
いらっしゃるので そちらの方で
やるらしいですよ?」

「そうかそうか
なら プレゼントは いつ渡す?
クータングッズとかじゃまずいか?
そりゃやっぱまずいよな?
他の奴らも同じ考えだろうからな
おお…じゃぁ 後日天ちゃんが
神崎に来たら連絡くれよ
俺持ってくわ 先に渡していいなら
今日買いに行くから いつでもかまわねぇからな?
取りあえず そこんとこ頼むわ」

「はぁ…」

「じゃぁ 忙しいのに 邪魔したな
よろしく頼んだぞ?」

そう言って切れた電話…

その後同じような電話が
何件も掛かってきた…
次第に 誕生日を知らなかった
組員までもが
プレゼントを悩み出した…

ちぃちゃんに 貢ぎ物を渡さなきゃ
天罰がくだるのか?と
錯覚しちまいそうだったな

誕生日会は ちぃちゃんの家族に
俺たち家族
友達として エリや絢香ちゃんに
まゆちゃんが
他に なぜか 古谷組長…
あなた 何故?
確かに こっちに私用でくるとは
連絡ありましたが…
まさか ちぃちゃんの誕生日会の
為にわざわざ?

ちぃちゃんは キョウに
ありがとうと お礼を…
見つけてくれてって…
本当にちぃちゃんは あの弟には
勿体無い…

食事を終え ちぃちゃんが
ケーキを取り分け出した
早川の方は 何故か 皿を置き
並びだしたぞ?
何が起こるんだと おもったら
取り分けたケーキを
ちぃちゃんが…
一言づつ言いながら 渡していく…
何だこれ ちょっといいな
うちは 男兄弟だからな
こんな事しなかったが…娘
産まれたら やらせようと
心に決めた

「トト!」

早川家が終わり突然キョウが
ちぃちゃんに話しかけ
ちぃちゃんが オヤジを…
オヤジ… 嬉しそうだな…
待て?早川家の順番は
わかりやすかったが
うちは?
まさか 俺より エミリが先にとかないよな?

「お兄ちゃん」

「よしっ!」

よかった 俺が先に呼ばれた…
思わず 心の声が言葉になり
出ちまったが…
ちぃちゃん 何を言うんだろうなぁ

「ステちゃん貸してね」

「…」

まじか…俺には許可?
キョウをちらってみると
珍しいな 俺に対して にやけている
いつもは どんなバカな事をしても
フンって真顔でみるが…
近づき そっと

「キョウ…素敵な妹ありがとう」

礼を言うか…オヤジもそうだけど
お袋は ただケーキをもらった
だけで 嬉しそうだからな

「俺のだ」

「そうだな」

キョウは 機嫌がいいみたいだな

「かずちゃん」

「おっ!俺もか?」

古谷組長の番らしい…
目尻が今まで見た事ないぐらい
下がってますよ

「かずちゃん いつもありがとう
遠いのに 来てくれて
かずちゃんは パパ4号みたいだね」

「パパ4号…ふっ 最高な日だな
天ちゃん パパ4号か…
天ちゃんのパパ4号になるからな?」

「うん かずちゃんママは ママ5号だよ」

「伝えておく」

「ありがとう」

古谷組長がパパ4号?
おっかねぇパパだな

「よぉ 息子よ」

「気持ち悪りぃよ」

「天ちゃんのパパ4号だからな
天ちゃんの旦那は息子だろ?」

「…ちさが そう思うならそうだな」

「富子 喜ぶぞ 娘居ないからな
嫁と娘は違うらしいからな
富子にも 一度合わせてやってくれ」

「あぁ 温泉にでも連れてってやる
富姐 温泉好きだろ
冬は ちさが身体を壊すと困るから
春頃な」

「…悪りぃな」

「パパ4号は 留守番だけどな」

「…悪魔」

キョウは かなり機嫌がいいな
古谷組長とは もともと気は合う方だったが
こんな普通に会話はしなかったからな

「ひぃ」

「ちさ」

キョウの番か

「ひぃ ずっと そばに居てね?
ちぃ ひぃのそばに居るのが
一番幸せだもん」

「あぁ ちさ ちさもずっとそばにいろよ?
離れる事は許さないからな」

「うん」

キョウ…脅してるけど…
みんな 暖かく見てるから まぁいいか
悪魔としか見えなかった弟だけど
今目の前の弟は
穏やかな微笑みを見せ
幸せそうだな


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