天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

42クリスマス /作業員side

作業員side

緊張感はんぱないな
今日は 社長室の
エアコン取り付け
社長のキョウさんが居ないが
レアちゃんが見てる
昨日の仁さんからの
注意事項で レアちゃんには
近付かない事 睨まない事
怒鳴らない事が挙げられたけど
誰もレアちゃんに
怒鳴ったりはしない
近付く事も 用がなきゃしない
睨まない事…目付きが
悪いと言われる俺たちだ
見ただけでも睨んだと言われる事もある
それは 厳しい…

レアちゃんがジッと俺たちの作業を
見ている…何でだろう…
見せてあげたくて
自然とレアちゃんが見やすい様に
場所移動しちまったぞ?
相方も同じ様に 手元が隠れない様
不自然な押さえ方だしな
他の奴らも誰1人 レアちゃんに
必要な時以外は背中を向けていない

レアちゃんは わかってないけど
そんな俺たちを忙しなく見てる
それが何だか見せたい気持ちに
気が付いてくれたみたいで
嬉しくなるな
誰1人 話さない俺たち…
会話は 禁止されてないが
時より潤と話すレアちゃんの
声を聞きたくて誰も話さない

レアちゃんが散歩に行くと言い出した
その瞬間 飽きられたと
俺たちは落胆したが
理由が 俺たちにお礼をしたいからって
飲み物を買いに行きたいみたいだ
水…水でもレアちゃんに貰えるなら
嬉しい お茶?コーヒー?って
何をあげればいいのか
わからないレアちゃん
何でもいい お礼をしたいからって気持ちが
嬉しいからな
当たり前の仕事をし
レアちゃんが たまにワクワク見てくれて
いつも以上に やりがいがあったんだ
社長のキョウさんの奥さんである
レアちゃんに お礼を貰えるなんて
そんな気持ちだけでうれしい

本来なら 社長の奥さんのレアちゃんは
俺たちを 見下してもおかしくない
むしろ あのキョウさんの奥さんなんだ
見下す立場だと思う
それなのに 邪魔にならない様に
おとなしく座り
潤との会話も小さな声で
どうしても埃っぽくなるこの部屋で
ずっと座ってる

初めは寂しそうに運ばれて行く
荷物を見ていたが潤に
これからまた社長との
思い出つくるからって言った
幸せだった思い出は 覚えてるからと
それを聞いただけで
この部屋には 殆ど思い出もない
俺でも 寂しい気持ちになったな
運ばれて行く
未開封の消耗品たちは
俺たちが貰えるけど
俺たちは 捜査員が触ったもので
大丈夫?と 潤に本気で聞いている
正直言って 社長ほど
気にしない むしろ気にならない
店で買うもんだって
店員やら 客がさわっているし
レジでも触られてる
流石に肉なんかを直接触るとかなら
抵抗あるけど 食べもんでもないし
ただの外の袋だからね
何の問題もない
それに レアちゃんやキョウさんが
あげると上から目線じゃないからか
素直に貰える
キョウさんに至っては
本気で 色んなもんをポイポイ捨てる
おこぼれを貰える俺たちには
いいんだけどね

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