天使を溺愛(誤字訂正の更新すみません)

42クリスマス /ディーラー店長side

ディーラー店長side

私は ここのディーラーで店長として
働いてます…
近くに 新しいショッピングモールが
できた事でお客様は増えたが
何しろ高級外車を扱う為
若者向けのショッピングモールの
お客様は 冷やかしなのか
本当に選びに来たのかわからない
そんな毎日を送ってます

「店長…あのお客様…」

「帝様?」

「やっぱり そうですよね?」

帝様…あの方は どの店も顧客に
したいと思わせるレベルの人だ
最近 帝様は 電化製品をよく
買う様で 帝様が御用達の店は
この辺の店長達からしたら
羨ましいものだ…そんな 帝様が…
失敗したら 俺のクビは間違いない
下手したら 従業員も…
覚悟を決めるしかない…

「ひぃ ちぃあの車欲い」

帝様は 話せばわかる人だ
本人も会社を経営している為か
無理は無理と理解してくださる
同じ経営者の成り金の方とは違う
成り金の方は さぞかし自分が凄いんだと
ばかりに 上から目線で怒鳴り散らす方が
うちの店には多い。その度に 頭をさげる…
怒鳴るだけ怒鳴り 帰って行く…

帝様は 無理なら仕方ないと
融通を利かしてくれる
そんな帝様との 内装や装備を
話して居ると ずっとじっと膝に座っていた
奥様らしい方が…
帝様とは あまり関わりがない為
奥様を紹介されたりはしない
その為 この方が奥様かもわからないけれど
帝様は 大の女嫌いだったはず
その帝様が抱きしめたりたまに
キスをする相手は おそらく奥様だろう

「ちさ あれが欲いのか?」

「うん かっこいいね
ちぃ あれ欲い…」

奥様が指差したのは
来月 販売が決まっている車だ
国内には 10台限定
ただ 価格が高い為に あまり売れない

「あれは 数量限定だよな?」

「はい 10台です」

「今すぐ調べて 押さえてくれ
ちさ 他に誰も予約してなければ
買ってやるからな?
ちさの為だけの車になる」

「本当?ちぃとひぃの?」

「あぁ 今すぐ 10台抑えろ」

「はっはい!」

一瞬意味がわからなかった…
押さえろって 全てを?
とりあえず 一台も予約が入ってない事を
願うしかない…

「ちさ 内装は好きに決めていいからな?
そうだな ナンバーも決めような?」

少し聞こえた話し声…
買う気でいる様だけど…
頼むから 予約入ってませんように…

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